最近、自社のホームページをリニューアルしたせいか、WEB系の会社から営業電話を受けることがちょこちょこある。
ホームページを見てくれたことは素直にありがたいが、電話を切った後、毎回不快な重さを覚える。
ある時、またWEB系の会社から営業電話があった。嫌な感覚が生まれる瞬間に気をつけながら、相手の話に耳を傾ける。
そして、その瞬間は来た。それは自社のホームページを拝見した旨の話をした後、
ホームページの出来についてダメ出しをし始める。
自社制作で試行錯誤し、それなりに考えながら制作しているが、それでも至らない点はあるだろうし、無論完璧だとも思っていない。
それをこちらから頼んでもいないどころか、一方的に電話をかけてきてダメ出しをし始め、不安を煽る。一体どういう了見なのか、無神経にもほどがある。見ず知らずの人に言われる覚えはない。不快な重さの正体はこれだ。
徐々に怒りが込み上げる。
そんな感情を押し殺し、飽くまでもビジネスライクに会話をして(これがまた疲れるのだが・・・)最後は丁重にお断りして電話を切る。
切った瞬間、やはり何とも言えない不快な重さが心の底に沈殿していく感覚になる。
ある程度お互い知った関係の相手からのダメ出しなら、素直に耳を傾け、改善を試みようとする。自分でできないなら当然プロに依頼する。
そういう人間関係がまったくない、当然面識もない人からのダメ出しは、やはり表面上は取り繕えても、内心は穏やかではない。
たとえホームページの出来が悪くて心底手直ししたい、と思っていたとしても、
余計なお世話だ!
となる。
要するに『一方的にダメ出しして不安を煽り、ウチなら上手くやりますよ』と言いたいだけだ。まるで悪徳押し売りコンサルで下品だ。
どんな見てくれであろうと、作った人は一生懸命作ったはずだから、そこはちゃんと尊重する、これはビジネスハートの基本だと思っている。
人を小馬鹿にしたような営業してないで、人としてどう見られるかを考えてもらいたいものだ。
この手の営業電話には気をつけましょう!